海外研修の“費用の壁”を超える! 助成金活用とコストダウン実践術

2025/08/18 学校向け最新ニュース

「生徒たちの視野を広げる海外研修、ぜひ実現したい。しかし、立ちはだかるのは、やはり『費用』の壁…。」

 

そんなお悩みを抱える先生方にこそ、お読みいただきたい記事です。
実は、①返済不要の奨学金②賢いコストダウンを組み合わせれば、生徒や保護者の金銭的負担を大きく減らし、海外研修を実現できる可能性があります。

 

この記事では、活用できる助成金制度から、すぐに実践できる費用節約術まで。生徒たちの「世界へ挑戦したい!」という想いをカタチにするためのヒントを、分かりやすくお届けします。

 

【教育的意義】“語学力+α”の価値。海外研修が生徒を大きく成長させる理由

 

海外研修で得られるのは、語学力だけではありません。

多感な中高生時代に異文化に触れる。それは、多様な価値観を知り、自分自身を客観的に見つめ直す絶好のチャンスです。慣れない環境での一つひとつの挑戦が、生徒たちの主体性や自立心を育みます。

「やり遂げた」という成功体験は、生徒に大きな自信を与え、その後の学習意欲やキャリア形成にも良い影響をもたらすでしょう。このような経験は、まさに文部科学省が重視する「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」そのものです。生徒たちの未来の選択肢を、大きく広げる可能性を秘めています。

 

【解決策①】知っているかどうかで差がつく!活用したい助成金・奨学金

 

海外研修の費用負担を軽くする制度は、意外とたくさんあります。ここでは代表的なものを3つのカテゴリーに分けてご紹介します。

 

国の代表的な制度「トビタテ!留学JAPAN」
官民協働で推進する返済不要の奨学金です。生徒自身がテーマや渡航先を自由に設計できる「探究型」なのが最大の特徴。生徒の「好き」や「知りたい」を海外での実践的な学びにつなげることができます。
👉 【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN - その経験が、未来の自信。

 

お住まいの地域で探す「地方自治体の奨学金」
多くの都道府県や市区町村が、地域の子どもたちの海外挑戦を支援するため、独自の給付型奨学金(返済不要)を設けています。まずは、学校が所在する自治体や、生徒がお住まいの自治体の教育委員会ウェブサイトをチェックしてみてください。

 

選択肢を広げる「民間団体・企業の奨学金」
企業、国際交流団体なども、グローバル人材育成を目的とした奨学金を提供しています。日本学生支援機構(JASSO)のウェブサイトでは、こうした民間団体の奨学金情報も検索できますので、有力な選択肢となります。
👉 独立行政法人日本学生支援機構 | JASSO

 

【解決策②】助成金と併用したい!賢いコストダウン策

 

助成金に採択されても、自己負担がゼロになるとは限りません。そこで重要になるのが、研修費用そのものを賢く抑える工夫です。助成金と組み合わせることで、海外研修はぐっと身近になります。

負担軽減のためには、計画段階から費用構造を見直すことも大切です。

 

・渡航先を物価の安い国にする(例:フィリピン・マレーシア)
→欧米に比べ、フィリピンやマレーシアといったアジア圏は、物価や学費が比較的安価な傾向にあります。
質の高い語学学校も多く、近年人気の渡航先です。

・ホームステイ中心のプランにする
→現地の家庭に滞在することで、宿泊費だけでなく食費も抑えられる場合があります。
何より、現地のリアルな生活文化に触れる貴重な機会になります。
また、大学の寮なども利用できれば、比較的安価に滞在できます。


・不要な観光要素を削除する など

 

【スケジュール】早めの行動がカギ!助成金申請のモデルプラン

 

助成金の多くは、学校を通して申請します。生徒がチャンスを逃さないよう、先生方が年間スケジュールを把握し、早めに準備を始めることが何よりも大切です。

海外研修の助成金申請は、年度が始まる前に準備をスタートさせることが非常に重要です。以下に、一般的な助成金制度を想定した年間スケジュール例をご紹介します。

 

【前年度】

■ 7月〜10月:情報収集
先生方: 文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」や地方自治体、民間団体の助成金情報をリサーチ。各制度の募集要項や申請期間を把握する。
生徒: 興味のある国や分野について調べ始める。

 

■ 11月〜12月:校内での周知・説明会
先生方:
収集した情報を整理し、校内報や説明会を通じて生徒・保護者へアナウンス。


■ 1月〜3月:計画作成・書類準備
先生方:
助成金申請に備え、研修プログラムや探究テーマについて生徒の相談に乗る。
生徒: 自分の興味に基づいた探究テーマを設定し、具体的な計画書や志望理由書の作成を始める。

 

【新年度】

■ 4月〜6月:申請・校内選考
先生方:
生徒の書類をチェックし、必要に応じて学校からの推薦書類を作成。学校全体として申請手続きを進める。
生徒: 完成した書類を学校に提出し、校内選考や面接などに臨む。


■ 7月〜8月:選考結果発表
先生方・生徒:
申請した助成金の選考結果を確認する。

 

※上記はあくまで一般的な流れです。制度によってスケジュールは大きく異なりますので、必ず個別の募集要項をご確認ください。 

 

【イクシルの強み】探究テーマ探しから合格まで。“伴走”サポートで実現へ

 

イクシルは、「留学は教育のひとつ」という考えのもと、学校様や生徒様の海外研修を力強くサポートします。特定の助成金に限らず、生徒一人ひとりの海外挑戦を、計画段階から実現までお手伝いします。

 

「テーマが決まらない…」を解決!
「計画書が書けない…」を解決!
「海外の受入先は?」を解決!
ご予算に応じたコストダウン策のご提案 など

研修全体のプランニングから、渡航手続き、緊急時対応まで。トータルでサポートできるのがイクシルの強みです。

 

【実践アイデア】明日からできる!学校全体でサポートする3つのステップ

 

助成金活用を成功させるには、学校全体のサポート体制が重要です。ぜひ、以下の3つのステップを参考にしてみてください。


情報を集めて、知らせる
②探究学習とつなげる
③経験を「次」につなげる

 

まとめ


海外研修は、生徒たちにグローバル社会を生き抜くための実践的な力を与える、またとない機会です。
費用の壁を理由に諦める前に、まずは一歩踏み出してみませんか。国や自治体の助成金と、賢いコストダウン策を組み合わせれば、道はきっと開けます。

イクシルでは、先生方や生徒の皆様からのご相談を随時受け付けております。生徒一人ひとりの可能性を世界へ広げるために、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

 

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